カルフォルニアで何に乗る?

tanshin2005-02-25

2000年の年末に寒く暗いルクセンブルグから、暖かく明るい米国西海岸、南カルフォルニアへ引越しした。実際は11月頃から1月の南カルフォルニアの2000年の天候は雨続きでストームも沢山やって来た。冬は毎年多かれ少なかれ雨が続く時期だ。引越し後、兎に角必要なのは、カルフォルニアの自動車免許だ。米国は海外の免許の『書換え』というのはなく、入手には筆記、実技試験を受けなければならない。事前情報では英語、スペイン語のみならず、中国語、韓国語等でも受けられ・・以前は日本語でもと聞いていたので、管轄のDMVにごねて日本語で試験を受け、一人12ドルで10分くらいの実技試験後免許が取れた。クルマは大蔵大臣が、カブリオレが欲しいというので、あれこれ見たが結局ゴルフ・カブリオとなった。我が家にとっては初めてのドイツ車だ。VWディーラーで見つけ、試乗後『これに決めた』とおっちゃんに言ったら、30分後には『ハイハイ、どうぞ乗って行っていいよ』という事になり面食らった。米国では車を買うと速攻乗って帰れるということを知った。僕はリースでサーブ95 V6ターボのワゴンにした。がフランス車もイタリア車も実用車は今や米国には何も!輸入されていず、米国車以外となると日本、ドイツ、スウェーデンから選ばざるをえなかった。80年〜90年代までルノープジョー、アルファは164まで細々と輸入されていたらしいが・・・。販売網とか修理工場網とかの全米でのネットワーク整備を怠ったのだろう。完全に駆逐されていた。・・仏伊の皆さんにありそうなお話だ。ゴルフもサーブ95も故障知らずで結構な移動手段だったが、どうって事はなかった。サーブはリース終了満了3年乗った。いい車だったが、日本でV6ターボが500万以上というのは呆れた価格で、そんなValueがあるとは思えないけど。子供が16歳になって免許をとった。免許取得後、大蔵大臣のゴルフで自損事故を起こしたので170,000km走ったボロのメルセデス190を30万で買ってやったが、引き取り後即燃料ポンプ、エアコンがダメになり結局、我が家で一番の金食い虫だった。サーブのリース終了後は日本への帰国を考えていたので、2003年末発売開始間もないMazda 3即ちアクセラを21,000ドルで買った。マツダは勿論初めてだ。アクセラ出来はよかったが、結構17インチのせいか乗り心地は硬く荒れたフリーウェイではハーシュ過ぎた。これも買いに行った日に即『お持ち帰り〜』だったが、色を選択したら『これから広島で造るから2ヶ月後ね〜』といわれストックにあったチタン・カラーにした。2003年には米国で買いたい車は殆ど日本車にだった。アクセラは日本帰国直前の2004年8月にディーラーに16,500ドルで買い取られた。リセール・バリューが高くてビックリ・・した。

写真は2004年6月24日自宅前で(Alpineレストア突貫工事中)