Lancia K

tanshin2005-02-24

閑話休題・・99年から2000年の年末、欧州を離れるまで、90,000km乗ったLancia Themaの後釜のK:カッパに乗っていた。Themaは新車だったが、このカッパは走行距離80,000kmの中古でV6 Automaticだった。Automaticとエンジン・センサーの故障で路上エンコは2〜3回、Heated Seatsは漏電していて修理、またエアコン・コンプレッサーのガラガラ音など、80,000kmの中古だけの事はあった。同じ会社にいたIくんもThemaのあとカッパ2.4に乗っていたが、彼も南仏からの旅行帰りオート・ルート上で止まってしまい、とんでもないヴァカンスをカッパと共に経験していた。

室内が安っぽい木目プラスティックになった代償と引き換えではあったものの、Themaの後継で設計も新しく自動車としての快適度、高速での安定性は大幅に向上していた。

カッパには15ヶ月ほどしか乗らなかったが、カマルグ、アビニョン、リオンへの旅行やトワ・バレーへのスキー旅行へのお供をしてくれた。いつだったか、僕が旅行中に風邪をこじらせたので、フランス、グルノーブルからルクセンブルグまで大蔵大臣が一人700〜800kmを飛ばして帰ってきたことがあったが、Automaticと安定感ゆえか帰宅後『ぜ〜んぜ〜ん問題な〜し』と長距離運転も楽な・・そして大蔵大臣が運転できるAutomatic付き快適移動手段だった。でも売るときはCXと同様ただ同然の人気の無さだった。

神田の本屋街でシルバーメタリックのカッパを一度見かけた。女性が乗っていた。並行ものか伊太利屋が入れたものだろう。もう一度欲しいクルマだ。