ブレーキ配管交換備忘録

tanshin2018-05-08

2010年くらいからホッタラカシ温泉ならぬ、ほったらかしレストアプロジェクト、ちょっと手を付けちゃ休止が続き、まったく復活の予兆も見えぬ状態が続き、ここで『やるゾ!』と宣言したところで何方さまも信用しない、されない状態ではあります。が配管パイプ、フレアリング工具、フレアリングナット問題に目途が付きフロントブレーキに手を付け配管は完了しました。。。オイルを入れたら漏れるなんて事が無いことを祈るばかり。今日はこの悪戦苦闘??のブレーキ配管交換備忘録を残しておく。

もともとこの1973年製の310、イタリアにデリバリーされ、その後他の人の手に渡りアメリカはニュージャージに暫く棲みついていた個体。この個体がアメリカに在ることは、米国在住時にも知ってはいた。その後eBayに売りに出ていたものを業者経由でカルフォルニアから現物見ずに輸入。で結果は『見ないで買う大失敗例』。ボロイ、追突しており顔のシンメトリがヤヤ崩れ、あっちこっち変な改造がされていたので車検を取った後2008年頃ばらし始めた今に至る。顔の切った張ったの大修理は以前書いたので割愛。

レストアというか大修理というか当然ブレーキは全とっかえ。3/8配管は日本製鋼管、フレアナットは310にオリジナルで使われていた形状のフレアナットは入手できずFN-0103という汎用品、一方で以前にも書いたがPバルブの後、前後左右に分岐させる部品は新品をマルセイユで発見したもののナット径、ピッチが異なり準備した配管を作り替える事に。

その際フレアナットは日本製のFN-0003を取り寄せるがストロークが身近過ぎて、再度カタログには無い特殊品のFN-0106を取り寄せる羽目に。などなどヤル気!!?を失わせる事が続いたなあ。
FN-0003 全長16.9mm 首下11.4mm M12 ピッチ1.0
FN-0106 全長19,9mm 首下15.0mm M12 ピッチ1.0

フレアリングは、かなりの部分プロに依頼したけれど、都度フレアリングをプロに依頼していては事はサクサク進まない。

似て非なるもの。すべての径、ピッチがオリジナルと異なる。ベンディックスだけど他の車両のものだろなあ。警告センサーも付けられず。。

銅管アルミ管などのフレアリングツールは安物多々あれど、鋼管のフレアリングを製作できる手頃な工具が手に入らず。。。万力使ったりするものじゃなく、ハンディで既存の鋼管を車の下に潜り込み再加工したかったのであります。でストレートから鋼管対応の工具入手。




やり直しでスッキリ!!

フレアナット:中島工業 http://www.nakajima-pipe.co.jp/category/cate_01.html
フレアリング加工:クラウド http://www.crowd-1.com/archives/51090896.html

今後:レザボア仮止めして9mmブレーキ、クラッチオイルホースの位置確認→ステアリングラック装着→ブレーキ、クラッチのマスターシリンダー着装→足回り組立へと進む。。。進むはず!!?