初体験アルピーヌ A110

tanshin2005-01-07

ボロのスバル1100スポーツをRenault R8 Gordiniに乗換えを真剣に考えたことがある。Car Graphicに80万円で売りに出ていて、オーナーと国分寺で待ち合わせた。残念なことにそのギア・ボックスは4速しかなく・・というより5速をなくしてしまったのだろう・・結局買わなかったけれど、快速弁当箱だった。


前沢のヨシムラ・ホンダにいた亀井さんも当時Renault R8 Goldiniに乗っていたと思う。Peugeot204のエンジン・オーバー・ホールをしてもらっていた。亀井さんの家は茅ヶ崎の近くにあり、その裏庭でOHをしていたので何度も茅ヶ崎まで様子を見に行った。ビックリした話は、友達がAlpine 1300Gを持っているという話を聞いた時だ。あるときその持ち主Mさんの解体屋兼ガソリン・スタンドに行き初めてAlpineを目のあたりにした。そのAlpineは確か67年型の初期型2灯式で、第4回?日本グランプリ用に黒澤レーシングが輸入した2台の内の1台という話だった。鼻っ面はブツケタらしく多少鼻曲がりだった。『もっとスロットル煽って』・・と初めて運転した時に怒鳴られるように言われたけれど怖かった。乗り心地はスポーツ・カーとは言えフランス車に恥じぬものだった。

小さなAlpineは想像していた通り、素晴らしいスポーツ・カーだった。別の日に、又その友達の1300VCもやってくるというので、また湘南へ行った。夕方の江ノ島近辺をGに乗ったりVCに乗ったり、当時(多分いまでも)では夢のような経験をした。黄色のVCは8S(12TS)のエンジン故チョットかったるかった。

ヤッパリGordini engineとは比較のしようがなかった。Alpineに関してはAuto SportsやCar Graphicのラリー記事で散々目にしていたけれど、日本に輸入されたのは極僅かであったし路上で目にすることなんか有り得ないことだった。勿論手に入れるなんて想像すら出来ないことだった。1974〜5年頃だったと思う。