ギリシャ男とスイベル・ハブ

tanshin2005-02-21

スイベル・ハブを取り外すのは大変だった。実は自分では取り外せなかった。上と下がボール・ジョイントとナットで留まっており、ナットを外すのは簡単だ。が、ボールジョイントを抜くのはルノーのマニュアルによりと、内側から押し出すようなツールを使うらしく、ドゥーイット・センターでツール部品になりそうな物を買ってきてツールを作った。突っ張る力はあったものの、どうしても外れず、結局プロに依頼しプレスで抜いた。後日、気づいたら平行であるべき上と下の面が広がってしまってキャンバー角が変わってしまうに違いないほど変形していた。・・・と書いても判る人は110を乗っている人だろうな、乗っていても判らんか。

Thousand Oaksの家の近くにグレッグがやっているギアボックス修理工場があった。最初にグレッグの店に行ったとき名刺があり、名前からギリシャ系であることが想像できた。『ハイ!グレッグ、おまえギリシャ系か』といったら満面の笑みで、とうとうと自分の家族のことを話し始めた。延々と・・・

そんなわけで、グレッグにはプレスで平行面を出すことから、古いベアリングの取り外し・・結局小径のグラインダーで切り取った・・・GBSから急遽取り寄せた新しいベアリングの挿入、圧入までやってもらった。プレスが無ければとても出来ない作業だった。

払ったお金は左右のこれらの作業で30ドルほど。彼にも助けてもらった。いつも店から帰るときには『いつでもこいや。なおしてやるど』と気のいいギリシャ男だった。出はスパルタとか言っていた。

Συχαριστο Greg !!