田舎のレトロ・モビル

tanshin2005-01-27

シャンパーニュ地方のランス(REIMS),ルクセンブルグから南へ下ったロレーヌ地方のメッツ(METZ)で行われていた、田舎レトロ・モビルにいったことがある。たいした宣伝もしていないので、フランスの旧車を専門にしている雑誌でスケジュールを確認する必要がある。ランスの方が街も多分大きく、展示車のみならずフランス各地から多くの部品屋が即売会を行っていた。シビエ、マーシャルなどの旧車用ランプ、特殊ボルト、ガラクタのようなお宝中古部品、アクセサリー、そしてマニュアルやパーツリストが所狭しと売られている。ランスでもメッツでも気になっていたのは、Alpine専門のギアボックス屋で新品と見まごうType #353 , #364を展示販売していた。そんな田舎市場で僕が買ったものは、Alpineの修理に使えそうな特殊なボルトだったり、シビエのオスカー位で、冷やかし半分楽しみ半分だった。後年、Alpineのギアボックス屋DMTからType #353を買った。

そんな田舎ショウで展示されている車達は、地方のあんちゃん達の自慢車で、結構エグイく改造されたドーフィンとか4CVが必ずいたし、R8Gordini,A110は常連で、地方のAlpineのクラブ・メンバーの車が展示されていた。勿論Peugeot404、204やDSなど古いフランス車は何台もあった。

パリのレトロ・モビルにはルクセンブルグから電気機関車に引かれた特急列車でいった。(列車の名前は忘れてしまったなあ)車では駐車場探し、パリの中に入るのも、ぺリフェリークを走るのも嫌だった。勿論『行きはよいよい帰りは重い』羽目になることは重々承知の上だ。Alpineのパーツ屋も何軒か出ていたので、中古のVC用ピエール・フェリーのインテイク+DCOE40、ウォーター・ポンプ、キャリパー・キット、ウェザー・ストリップ関係などなど・・などを買った。帰りは想像の通り、惨めに荷物を引きずるながらパリ東駅から、又特急列車に4時間ばかり揺られ、ランス、メッツ経由でルクセンブルグへ戻った。

写真はランス(REIMS)で・・・と思う