ランチア・テーマ

tanshin2005-01-24

93年頃CXは止めた。ヤッパリ殆どタダでしか売れなかった。小さい子供も車酔いしてばかりいた。そのころ仕事でミラノに行く機会が多くなり、洋服から靴まで着るものがイタリア物にドンドン代わっていった。それと共に車もイタリア車に・・というわけではないが、単純にランチアが欲しくなった。それもクラッシーなテーマが。悪いけどフランス車への義理はなくなった。欲しい車が無くなっちゃったから。

ルクセンブルグは中古車市場が小さくランチアの中古=在庫無い=あってもあぶない=新車しかない。という理屈で大蔵大臣に承認も受けぬまま秘密裏に調べ始めた。リノ・インティニはいい奴だったけど、正規ディーラーゆえ10%くらいしか値引きしない。そこで友達のダニエルに並行輸入の可能性を聞いたら、いとも簡単に『ナチュラルモン』だと。結局ミュンヘンのブローカーから送られてきたストック一覧表からヴェルデのテーマ・ワゴンLS(5速)に決めた。正価より25%くらい安かったと思う。

その後99年に中古のランチア・カッパ・ワゴンに乗り換えるまでに、ほぼ5〜6年間ほど90,000km乗った。色々トラブルはあった。だけどエンコすることはなかったし運転していて楽しかった。アルファV6エンジンも良かった。

コルチナ・ダンペッツオ、ティーニュ、トワ・ヴァレー、沢山のスキー場、また欧州旅行で一番の思い出、オランダからクリスチャンセンにフェリーで渡り、ノルウェースウェーデンの旅、そしてブージュにあるAlpineのパーツ屋への買出し、『エシャップモン』で見つけたGordini Engine 2機買出しのロワール旅、“家族旅行へ行くぞ”と称しモンサン・ミッシェル兼Loheac見学など等Alpineに関係するフランス田舎旅行のお供もランチア・テーマだった。


写真はディジョンからブージュへ向かう田舎道で