ブルトレで津軽へ

tanshin2010-12-13

10日金曜日21:15上野発、ブルートレイン特急「あけぼの」で津軽へ行ってきました。ブルトレに乗るのは小学校五年生以来。。。即ち45年振り。。
B寝台車4名席は結局友人と私2名で占領。乗車率は半分もいっていなかったのか。列車は上越線で高崎〜新津まで行き、羽越線で秋田まで。秋田には6:44到着。
北東北フリー切符ゆえ、区間内乗り降り自由で秋田で下車。市民市場へ行き朝食をユックリ取る。8時過ぎに駅に戻り五能線経由青森行き「しらかみ1号」を待つ。「しらかみ1号」の“くまげら編成”他“ぶな編成”、ハイブリッドディーゼルの“青池編成”の3編成がある。
上野発寝台特急。。。其のうち消えてなくなるかな。。


その日、日本海から吹く風強く、暗く荒れる日本海を見つつ大幅に遅れ4時間もかかって鰺ヶ沢にやっと到着。
ここで下車して鰺ヶ沢温泉へ行き一っ風呂し(420円!)、食事処を探す。「タクシーの運転手コさんサ聞いても、何言ってきやか良ぐ分はんできゃ痒いれども」「旬」に連れて行ってもらい地魚鱈腹食って、地酒“安東水軍”をキコシメシ良い気分に。
今日の宿泊地弘前へは鈍行ディーゼルでとろとろ向うが、すっかり寝入ってしまい起きたら弘前弘前駅から本日夜のハイライト“The津軽三味線2010”会場の市民会館へ向かう。2時間みっちりの津軽三味線と熱〜い観客に煽られつつも堪能。特に津軽三味線のエリック、ジミー、ジェフの競演が凄いの!
熱気むんむん!350名の合奏!

弘前での宿は「石場旅館」。。。説明はしませんが130年の重み結構これが凄いぞ。若旦那が翌朝温泉に連れて行ってくれたり、市内を案内してくれたこと忘れませぬ。
本当にありがとう。

弘前って言うと城址の桜程度の想起しかないけれど、寺町やら、明治時代の色々な教派の教会。。。貧しかったのか、温泉等山盛りの城下町で素敵です。温泉は銭湯のような扱いで200円〜400円くらいで、我々は市内の津軽長寿温泉を堪能しました。(350円!)又行こう!!
弘前からは青森へ、地元のラーメンを食し、海産物やを冷やかし、嘗ての青函連絡船八甲田丸の内部を見学。国鉄時代からドンドン廃線になったり三セク化されているJRですが、明治大正昭和と全国津々浦々まで鉄路航路が引かれた富国強兵一端を垣間見た。。。「凄いごどだったのだど改まなぐて思う」
この青函連絡船廃止後、数隻は海外に転売されて行き遠くはギリシャキプロスへ渡って行ったようです。。。。。

帰りは14:28新青森発の「はやて」。。。時間的には「あけぼの」と比べるまでもないが、面白くも何もなくタダタダ我慢の3時間半。。。

弘前、青森からすると新幹線出来て「観光客」への期待、一方じゃ嘗ての終点の「八戸」は素通りに、また逆にストロー効果とやらで仙台に人が流れるとか。
函館まで開通したら観光客は青森で降りずに函館へ「行ってしまでゃしきゃ。。。」

新幹線とは何だべな。。。。「便利どいう言葉どは裏腹サ本物の?地方ば文化経済ども弱体化させていらんだばながろうか」!!!