エンジン調達

tanshin2005-02-04

『エシャップモン』を毎月見ながらGordiniを物色し始めた。97年頃だったか、一台は1255ccでパーツの状態、もう一台は1296ccコンプレットが出ており、早々僕の部下のYvesに電話をしてもらい商談・・というか今週末に行くけん、よろしゅうという具合に話はさっさと決まっていった。当時でもGordiniのエンジン中々でないな、と思っていた。だから形格好がGordiniであれば“買い”しかないと心に決めていた!

土曜日朝5時位にYvesが家へやって来た。フランスまで一気に2機引き取りにテーマ・ワゴンで行こうという魂胆。ルクセンブルグを出発し、チオンビル、メッツの手前で右へ、ランス経由パリの大きく避けてルマン方面へ。その持ち主は初期型1300Gを所有しており、他に買いたい部品があるからGordini予備エンジンを処分するらしかった。エンジン、その部品はバラバラだったから、状態がよく判ったしヘッドの燃焼室もそれ程酷くクラックは入っていなかった。

もう一台はR8 Gordiniのオーナーでシャルトルの近くの納屋に土と藁まみれで転がっていた。本当に転がっていた。この1296ccは、コンプレットではあったが何か使えない部品もありそうだった。取りあえず状態を知りたく、ヘッドのみ引っぺがしてみたけれど、カーボン、油まみれではあった物の、『まっいいっか』という状態でこれも買ってしまいました。ルクセンブルグには夜8時頃戻ってきたと思う。

その後、ヘッドとキャブは日本に持ち帰りオーバーホールをし、Gordiniへ載せ換え計画は着々と進んでいく。・・・ように見えた。

写真はエンジンを売ってくれた1300Gのオーナー